クロスワードはいつ生まれた?日本で広まった歴史も紹介

新聞や雑誌でおなじみのクロスワード。

ヒントを読んでもなかなか答えが浮かばなかったのに、交差する文字がひとつ入っただけで急に分かることがありますよね。

「あ、これだ!」と答えがつながった瞬間は、何度解いてもうれしいものです。

私も新聞クロスワードの答えを整理していると、普段は使わない言葉や、知らなかった地名に出会うことがあります。答え合わせをするだけでなく、新しい言葉を知れるところもクロスワードの魅力だと感じています。

現在では新聞のほか、パズル雑誌やスマートフォンでも楽しめますが、クロスワードはいつ、どこで生まれたのでしょうか。

この記事では、クロスワードの誕生から日本で親しまれるようになるまでの歴史を紹介します。

クロスワードはいつ生まれた?

現在のクロスワードの原型とされる問題が掲載されたのは、1913年12月21日です。

アメリカの新聞「ニューヨーク・ワールド」の日曜版に、イギリス生まれの記者アーサー・ウィンが考案した言葉のパズルが掲載されました。

当時の名称は「ワード・クロス・パズル」。現在のような四角形ではなく、ひし形に近い形をしており、黒マスもありませんでした。

100年以上前のパズルが、基本的な仕組みを変えずに今も楽しまれているのはすごいですよね。

紙面に初めて登場したとき、読者はどんな気持ちでマスを埋めたのでしょうか。ルールを理解しながら、夢中になって答えを考える姿が目に浮かびます。

その後、名称が「クロスワード」に変わり、黒マスを使って言葉を区切るなど、現在よく見る形へと変化していきました。

クロスワードがアメリカで大流行

登場したばかりのクロスワードは、一部の新聞に掲載される程度でした。

ところが1920年代に入ると、ほかの新聞でも取り上げられるようになり、多くの人が夢中になる人気パズルへと成長します。

1924年には、クロスワードをまとめた書籍も出版されました。新聞を読むだけでなく、本を買って問題を楽しむ文化も生まれていったのです。

今なら、分からない言葉をスマートフォンですぐに調べられます。しかし当時は、辞書をめくりながら答えを探した人も多かったのではないでしょうか。

時間をかけて言葉を探し、ようやく最後のマスが埋まったときの喜びは、今よりも大きかったのかもしれません。

日本で最初に掲載されたのは1925年

日本でクロスワードが紹介されたのは、1925年(大正14年)です。

週刊誌「サンデー毎日」の1925年3月1日号に、「嵌め字(はめじ)」という名前で例題と解き方が掲載されました。続く3月8日号から、本格的な出題が始まったとされています。

つまり、2025年には日本でクロスワードが紹介されてから100周年を迎えたことになります。

最初から「クロスワード」と呼ばれていたのではなく、「嵌め字」と紹介されていたことに少し驚きました。

マスに文字をはめていく遊びなので、たしかに分かりやすい名前です。もし現在も「嵌め字」と呼ばれていたら、新聞の見出しも今とはずいぶん違った印象になりそうですね。

新聞クロスワードとして定着

日本に紹介されたクロスワードは、その後、新聞や雑誌の懸賞問題として広まっていきました。

すべてのマスを埋めた達成感に加えて、指定されたマスの文字を並べて応募できる形式は、現在の新聞クロスワードにも受け継がれています。

問題には、一般的な言葉だけでなく、季節の話題、地名、歴史上の人物、芸能、スポーツなど、さまざまな分野が登場します。

実際に複数の新聞クロスワードを見ていると、それぞれに少しずつ特徴があります。

すぐに答えが分かる問題もあれば、「この言葉は知らなかった」と調べたくなる問題もあります。昔から使われている言葉と、その時期に話題になった言葉が同じマスの中に並ぶところもおもしろいですね。

クロスワードは学べることたくさんありますね

クロスワードは単なる言葉遊びではなく、その時代の言葉や暮らしを映す小さな記録でもあるように感じます。

現在はスマートフォンでも楽しめる

クロスワードは、100年以上たった現在も親しまれています。

新聞や雑誌の紙面だけでなく、ウェブサイトやスマートフォンのアプリでも気軽に挑戦できるようになりました。

>>スマートニュース クロスワード今日・昨日の答え【毎日更新】

遊ぶ方法は変わっても、「ヒントから言葉を考え、交差する文字を手がかりに答えを見つける」という基本的な楽しさは変わっていません。

一問だけでは分からなくても、別の答えを入れると最初の文字が見えてきます。その文字をきっかけに、止まっていた問題が次々と解けることもあります。

全部自力で解けるとうれしいですが、ひとつだけ分からずモヤモヤすることもありますよね。

そんなときは答えを確認して、「なるほど、この言葉だったのか」と納得するのもクロスワードの楽しみ方のひとつだと思います。

クロスワードの歴史まとめ

クロスワードは、1913年にアメリカの新聞へ掲載された問題が、現在の形の始まりとされています。

日本では1925年に「サンデー毎日」で紹介され、2025年に100周年を迎えました。

新聞から雑誌、そしてスマートフォンへと楽しみ方は広がりましたが、言葉を考えてマスを埋める魅力は今も変わっていません。

100年前の人たちも、私たちと同じように、分からない答えに悩んだり、最後のマスが埋まって喜んだりしていたのかもしれませんね。

クロスワードナビでは、中日新聞・東京新聞読売新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞などに掲載されたクロスワードの答えを、新聞別に分かりやすく紹介しています。

答え合わせをしたいときや、どうしても分からない言葉があるときに、気軽に活用してください。

参考資料

日本クロスワード100年記念特集(サンデー毎日)
日本クロスワード100周年記念サイト(ニコリ)
日本のクロスワードに関する調査(国立国会図書館)

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